スーザニー・サマルカンディー(ペルシャ語:سوزنی سمرقندی、ラテン文字表記例:Suzani Samarqandi、生年不詳 - 1166年頃)は、ペルシャサマルカンド出身の詩人。
生涯はあまり分かっていないが、ブハラで学んだとされ、地方王朝の宮廷に仕えて頌詩を読んだとされる。
スーザニーの作る詩にはやや諷刺が組み込まれており、ペルシア文学史上でも諷刺詩人として高い地位を占めている。また、アラビア語とトルコ語が話せたとされる。
現存する『スーザニー詩集』は多くの諷刺詩や頌詩が収められており、平易で流麗な文体とペルシャ語学者の黒柳恒男は評している。
脚注・参考文献
脚注
参考文献
- 黒柳恒男著、高津春繁、手塚富雄、西脇順三郎、久松潜一監修 著、相賀徹夫 編『万有百科大事典 1 文学』(初版)小学館〈日本大百科全書〉(原著1973-8-10)。
- Rypka, Jan. ‘Poets and Prose Writers of the Late Saljuq and Mongol Periods’, in The Cambridge History of Iran, Volume 5, The Saljuq and Mongol Periods, ed., Published January 1968.



