広島中央フライトロード(ひろしまちゅうおう フライトロード)は、広島県東広島市河内町から広島県世羅郡世羅町に至る総延長 約30 kmの地域高規格道路である。
概要
路線データ
- 事業主体 : 広島県
- 起点 : 広島県東広島市河内町
- 終点 : 広島県世羅郡世羅町
- 総延長 : 約30 km
- 開通区間 : 広島県三原市本郷町 - 広島県三原市大和町(約10 km)
- 調査区間 : 広島県三原市大和町 - 広島県世羅郡世羅町(約14 km)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80 km/h
- 法定速度 : 60 km/h
- 車線数 : 4車線 (暫定2車線)
なお世羅から先、上下(府中市)・油木(神石高原町)方面への延伸構想もある。
歴史
沿革
- 1992年(平成4年): 三原市本郷町 - 三原市大和町(約10 km)間を県道事業として着手。
- 1994年(平成6年)12月: 地域高規格道路の計画路線に指定。
- 1995年(平成7年)4月: 三原市本郷町 - 三原市大和町間を整備区間に指定。
- 1998年(平成10年)12月: 三原市大和町 - 世羅郡世羅町(約8 km)間を調査区間に指定。
- 2000年(平成12年)12月: 世羅郡世羅町内(約6 km)間を調査区間に指定。
- 2002年(平成14年)3月: 棲真寺IC - 大和南IC間が開通。
- 2011年(平成23年)4月20日: 空港IC - 棲真寺IC間が開通。(東日本大震災への配慮として式典は中止とし、正午に供用開始。)これに伴い、棲真寺ICの大和・世羅・尾道道方面入口を閉鎖。
インターチェンジ
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- 英略字は以下の項目を示す。
- IC:インターチェンジ、JCT:ジャンクション、TB:本線料金所
構成する道路
- 広島県道73号広島空港線
- 広島県道49号本郷大和線
- 国道432号
道路施設
トンネル
- 善入寺トンネル(2,212m)
- 花園トンネル(95m)
- 棲真寺トンネル(1,154m)
橋梁
- 広島空港大橋(広島スカイアーチ)
- 日本国内最大のアーチ橋(2014年現在)。橋長800 m(うちアーチ部500 m)、アーチスパン380 m、最高地上高約190 m。沼田川渓谷を渡る。建設費は約300億円で第一期建設区間の総事業費約650億円の5分の2を費やしている。正式名称は「広島空港大橋」で、愛称が「広島スカイアーチ」であるなお将来4車線化に対応した作りになっている。
- 棲真寺大橋(232m)
脚注
参考文献
- 広島県 公開資料
- 『主要地方道本郷大和線(広島中央フライトロード)の供用開始の時期について』 、広島県道路企画課、2010年(平成22年)12月7日。 ‐PDFファイル
- 『広島中央フライトロードの開通式典の中止について』 、広島県道路企画課、2011年(平成23年)3月30日。 ‐PDFファイル
- 中国新聞 掲載記事
- 『空港への県道、4月一部開通』、中国新聞社、2011年(平成23年)3月2日。 ‐中国新聞社Web
- 『空港大橋は「スカイアーチ」』、中国新聞社、2011年(平成23年)4月1日。
関連項目
- 地域高規格道路一覧
- 広島県道73号広島空港線
- 広島県道49号本郷大和線
- 国道432号
- 広島空港
外部リンク
- 広島県ホームページ (広島県庁)
- 広島中央フライトロード




