津川 絵理子(つがわ えりこ、1968年7月30日 - )は、日本の俳人。兵庫県出身、神戸市在住。

人物・来歴

明石市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。1991年、「南風」入会、鷲谷七菜子、山上樹実雄に師事する。2006年、第一句集『和音』刊行。2007年、『和音』により第30回俳人協会新人賞、作品「春の猫」50句により第53回角川俳句賞受賞。第一句集上梓後に結婚。2012年、第二句集『はじまりの樹』を刊行。2013年、『はじまりの樹』により第4回田中裕明賞、第1回星野立子賞を受賞。「南風」副代表を経て、2014年から2019年まで「南風」主宰(村上鞆彦と共宰)。第61回俳人協会賞受賞。俳人協会会員。

作風

「サルビアや砂にしたたる午後の影」など、みずみずしい感性による有季定型の句で評価される。

著書

  • 『和音』(文学の森、2006年)ISBN 978-4861734069
  • 『はじまりの樹』(ふらんす堂、2012年)ISBN 978-4781404882
  • 『津川絵理子作品集Ⅰ』(ふらんす堂文庫、2013年)ISBN 978-4781405889
  • 『夜の水平線』(ふらんす堂、2020年)ISBN 978-4781413198

参考文献

  • 週刊俳句編 『俳コレ』(邑書林、2011年)

脚注

外部リンク

  • 俳句結社「南風」 編集部ブログ
  • 第4回田中裕明賞受賞者の言葉 - ふらんす堂
  • 津川絵理子作品をめぐって - 俳句工房[ZA]
  • 津川絵理子の句 - 増殖する俳句歳時記
  • 浸透 - 津川絵理子第二句集『はじまりの樹』の一句
  • 【書評】津川絵理子 第3句集『夜の水平線』(ふらんす堂、2020年)

第13回 星野立子賞

津川絵理子さん句集 ひめしゃらの俳句と日常

『津川絵理子作品集I』(つがわえりこさくひんしゅう1) ふらんす堂オンラインショップ

津川絵理子句集『夜の水平線』(よるのすいへいせん) ふらんす堂オンラインショップ

南風の句集案内 of 池之小町の愉しい俳句