交響曲第2番は、クシシュトフ・ペンデレツキが1979年から1980年の冬にかけて作曲した交響曲。「きよしこの夜」等のクリスマス音楽が全曲に渡って反復されながら引用されている。

概要

ソナタ形式に基づく5部からなる単一楽章で、演奏時間は30分から35分。

広島の犠牲者に捧げる哀歌で見せた前衛的な手法は影を潜め、ロマン主義的な作風になっている。しかしこうしたロマン主義の作風は、初期作品であるヴァイオリン協奏曲第1番とルカ受難曲で既に試みられている。

ヨハネ・パウロ2世のポーランド訪問、独立自主管理労働組合「連帯」の結成及び非合法化など、民主化への動きが抑圧されつつある中で作曲されたこともあり、曲は終始重苦しく進行する。

初演

1980年5月1日、ズービン・メータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックによって初演。

録音

脚注

注釈

出典


ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌/ソロモンの雅歌/デ・ナトゥラ・ソノリス第1番、第2番(ポーランド放送響/ペンデレツキ

ペンデレツキ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、ルトスワフスキ:パルティータ、スビト、他 フォイル=シュトシュラ・デュオ ペンデレツキ

交響曲第2番 アンドレ・プレヴィン&ピッツバーグ交響楽団 シベリウス(18651957) HMV&BOOKS online

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