ムナフトキ(学名:Bostrychia rara)は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類の一種である。別名ムナフオリーブトキ

分布

アフリカ中西部(リベリアからザイールまで)に分布する。

形態

体長約47cm。頭部は褐色で淡色の縦斑があり、耳部に白線がはいる。後頭部に冠羽がある。肩羽、腰は暗褐色に緑色の光沢がある。翼の上面は光沢のある緑色である。頸と胸に鱗状の斑が密集する。顔の皮膚の裸出部は黒色。嘴は暗赤色で、脚は桃色がかった褐色である。

幼鳥は、成鳥に比べて体色に光沢がなく、雨覆が褐色である。

生態

森林に生息し、森林内の沼地や湿地を餌場としている。主に単独か番いで生活する。

昆虫類・貝類・ミミズなどを捕食する。

巣は樹上に作られ、1腹2個の卵を産む。雌雄ともに抱卵し(主に日中は雄が、夜間は雌が抱卵する)、抱卵期間は約20日である。育雛も雌雄共同で行う。

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目 フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、87頁

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