下北地方(しもきたちほう)は、青森県の地方名のひとつ。
分類
江戸時代には、現在の下北半島および同半島基部に広がる地域は北郡に属し、南部氏(盛岡藩および七戸藩)の支配下にあった。1878年(明治11年)7月22日に同郡は下北郡(下北半島北部)と上北郡(下北半島南部から基部)に分割された。
「下北地方」は、このとき成立した下北郡の範囲を指す場合と、下北半島全体を指す場合とがある。
旧・下北郡域
旧・下北郡域にあたるむつ市と下北郡(東通村、風間浦村、大間町、佐井村)の市町村を指して「下北地方」という。かつては宇曽利郷と呼ばれていた。青森県庁の下北地域県民局もこの範囲を管轄域とする。
むつ市田名部を中心に、下北郡は次の3つに分けられる。
- 東通り:東通村
- 西通り:むつ市川内町、むつ市脇野沢
- 北通り:むつ市大畑町、風間浦村、大間町、佐井村
下北半島
下北半島全体をさして「下北地方」ということがある。この場合、上北郡の横浜町、野辺地町の一部、六ヶ所村も含む。
脚注
関連項目
- むつ都市圏
- 下北弁
- 恐山
- 田名部まつり
- 田名部おしまこ
- 糠部郡




